すだなび

30代会社員の日常

"楽リペ"という宅配修理サービス

ミスターミニットが”楽リペ”という靴の宅配修理サービスを開始しているそう。

http://www.rakuripe.com )

ミスターミニットは、鍵の複製サービス(おしゃれなやつ)は利用したことがあるけど、靴の修理は未だ利用したことはなし。女性の方は結構利用してるのかな。 

楽リペですが、2月より佐川急便と提携して東京、神奈川エリアでサービス開始。

面白い試みだなー思ったので勝手に見解まとめてみました。

★★

既存サービスとの優劣を顧客側、企業側から見てみると下記の通り。


■顧客視点

項目店舗型宅配修理型
修理時間 ×
アクセス ×
価格

修理時間は注文から3日かかるものの、自宅から注文できる利便性を重視することで、これまでリーチできていなかった顧客を獲得する戦略ということでしょう。 価格も店舗と同じですし、送料負担もないので確かに便利です。

利便性の向上に対しては価格を上乗せしてるサービスが多いですよね。

  • 宅配の出前(○○円以内は送料が別途かかる)
  • amazonプライム(お急ぎ便)
  • DVDの郵便返却

などなど。

そんな中、価格据置なのは嬉しいなと思います。

 

 ■企業視点

項目店舗型宅配修理型
コスト ×
顧客接点 ×
作業効率 ×

企業側からみたときには配送コストがかかってしまうというデメリットがあるのですが、そのデメリットを補える2つの利点があると思いました。

 

一つは顧客接点。

ネット注文というフローを組み込むことでネット上での"ついで買い"を促進することができますね。

(実際にサイトをみた所、リペア用品を載せてました。)

 

またネット注文にはメールアドレス等の入力は必要でしょうから、購入者が同意してくれればメルマガ等の配信で長期的な接点を持つことができ、キャンペーン、新サービス等の案内ができます。

またお届け時に使うダンボールの中にチラシ(広告)を入れることもできるでしょう。修理用品のチラシでも、他社の靴販売のチラシや、靴買取も相性がいいと思います。女性顧客が多そうなので、化粧品やアパレルだって良いかもしれません。

 

そしてもう一つが作業効率。

店舗によっては時間を持て余すこともあるでしょうし、そういった店舗に効率よく修理を依頼することで全体の作業効率を上げることができます。また実際に店舗に勤める前の新人研修にも使えますね。

 

顧客数を増やす、かつ顧客接点も増やす、という方針は伸びそうだなーと思ったのでまとめてみました。