マンション入居から1年経ったらガス会社の見直し時期
マンション購入後に引っ越しをしてから1年。早いもんですね!
固定費は色々と見直してきたのだけど、ガスも見直しの余地があることを忘れていました。
東京ガスからレモンガスに変更することでガス料金がちょっと安くなるんだよね。
ガス料金の見方について今回少し詳しくなりました。
みなさんもよければガス料金の明細を見ながら見直しを検討してみてください。
我が家のガス代
①基本料金
これは固定のため毎月一定額です。
ガスを使っていなくても、開栓していれば費用が発生します。
1世帯で1000円なのだから、1000万世帯で100億円。
改めて数字を考えるとガスや電気のインフラって毎月凄い額が動いているよね。
②従量料金
これは『単位料金 × ガス使用量』 で決まります。
ガスの使用量の影響の方がもちろん大きいのですが、
単位料金も気にして見てみると微妙に変動しています。
我が家の場合
2017年 6月分: B表 118.36円/㎥
2017年11月分: B表 120.03円/㎥ (+1%)
ガスの使用量に関係なく単位料金の変動で1%くらいは変わるんですね。
この単位料金はガスの原料の輸入量や為替の影響で変わるもの。
なので見守るしかないのですが、「なんだか高くなったなぁ」と感じたら単位料金を見てみるのも良いかもしれません。
そしてガス使用量
これ意外と盲点なのですが、ガスの使用を節約しても割高になる場合があります。
それはガスの使用量によって単位料金(A表〜C表)に差があるから。
我が家の場合
17㎥使用の場合:2,283円
18㎥使用の場合:2,418円 ※割高
19㎥使用の場合:2,552円 ※割高
20㎥使用の場合:2,686円 ※割高
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21㎥使用の場合:2,299円
22㎥使用の場合:2,409円
23㎥使用の場合:2,518円
24㎥使用の場合:2,628円
と、
我が家の場合、18〜20㎥の利用だとかえって損になってしまう訳ですね。
微々たるものですが、躍起になって節約する必要はないのです。
③割引額
これは我が家の場合、約8%です。
東京電力経由の都市ガスは新しく開栓してから1年は従量料金が▲8%とかなりお得な割引適用になっています。ただし、これは2年目になると割引率が▲3%と変わってしまいます。
なので新しく引っ越した住居が東京ガスの契約だった場合、
入居から1年経ったタイミングでガス会社の見直しをしてみることをオススメしますよ!
東京ガスのエリアのガス会社の料金比較【ガス自由化】
※住んでいるエリアによって提供している会社は異なります。
余談:ガスができるまで
※ガスってどうやって加工しているかあまり考えたことがなかったのですが、ざっくりと以下プロセスを辿っています。
1.天然ガスを採掘する
2.天然ガスを液体化させる
3.液体化したガスを日本に輸入する
4.輸入したガスを気体に戻す
5.ガスに匂いを付ける
6.家庭に送り込む
2は一度に大量のガスを輸入させるため。
気体のガスだと体積が大きくて運びづらいのです。
天然ガスは、-162℃まで冷やすと体積が600分の1の液体に変わります。液体に変わった天然ガスを液化天然ガス(LNG)とよびます。気体の600分の1とは、例えば学校のプール(25m×12m×0.8m)の気体が、家庭用のおふろ(200リットル)わずか2杯分になる計算です。
東京ガス : おどろき!なるほど!ガスワールド / 天然ガスを運ぶための工夫
プール1個が家庭のお風呂2杯分になるんだって。そりゃ液体化させた方がいいよね。
5はガス漏れを匂いで検知するため。
ガスはあえてあの匂いをつけているのです。
ガスの利用には基本料金がかかりますが、
こうやって手元に届くまで数多くのプロセスがあることを理解すると、
まぁお金がかかるのは必要なことだよね。