【書評】すぐやる!「行動力」を高める科学的な方法
書籍:すぐやる!行動力を高める科学的な方法
著者:菅原洋平
ぶらぶらとツタヤの書籍コーナーをみていた時に目に入った本『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』
や、分かってるんですよ。
行動を起こすことがすごく大事ってのは。
でもなんだかめんどくさかったりして行動起こせないこと多くなりがちな訳です。
あぁ、明日でいいか。とか
今は気分じゃない。とか
何も変えないことの心地よさに甘えてしまうのです。
とはいえ、やっぱり変わりたいとはおもっているので、何か本書に明日からすぐ活かせそうなものが無いかなと思って手にとってみました。
(あぁ、見事にターゲティングされている僕)
- 率直な評価
- 1.物事は起きる前に対処しよう
- 2.脳のエネルギー消費を抑えよう
- 3.自分の感情は本物か疑おう
- 4.脳は他人の真似をすると覚えておこう
- 5.経験的な言葉を引き出して脳を活性化させよう
- まとめ
率直な評価
中身を見ずに買ったのですが、これは脳科学に基づく行動改革の本でした。
あなたがこういった行動をしてしまうのは、脳がこう解釈するからですよ、と教えてくれる内容。
自分の性格を変えるのではなく、脳に与える司令をコントロールすることで行動を変えようとする面白い本でした!
情報を絞るとか、まずはちょっとだけ手を付けてみるとかの良く聞く話についても、
脳が何の指令を受けているのか?を踏まえて解説してくれることで何故効果的なのか理解することができる良書です。
正直、集中力が持たずに後半は結構読み飛ばしてしまったけれど、
さっと読んでみて、早速明日から改めて意識しようと思った点もありました。
1.物事は起きる前に対処しよう
物事が起きてから対処することがいけない。
冒頭でいきなりそんなことを言われたので、お酒を飲んで読んでいたことを反省。。
本を読むのにお酒を飲んで集中力切らしているあたりダメだなぁと思いながらもがんばって読み進めてみました。
まあ案の定、その日は読み始めて10分でダウン。。
飲むなら読まない!
読むなら飲まない!
車と同じですね。
2.脳のエネルギー消費を抑えよう
行動を起こすためには脳に余計なエネルギーを使わせないことが大切。
寝る前にテレビをつけないとか、カフェでスマホを出さないとか、パソコンの画面に付箋を貼りすぎないとか。
このあたりはまぁ良く聞くことですが、脳は基本的に1つか2つしか同時にこなせないのだから情報をたくさん見せちゃダメなんですよね。
これは本には書いてないですが、
・自由の女神像を思い描きながら、
・今日の晩御飯の献立を考えて、
・明日着る洋服の事を考える、
こんな風に3つの事を同時に考えることは不可能です。1つの事を考えているときに他の事を考える余裕なんて無く、混乱するだけなんですよね。
脳に入る情報量はうまくコントロールしましょう。
3.自分の感情は本物か疑おう
呼吸が浅くなる
→(僕は焦っている!)
焦ったから呼吸が浅くなるのではなく、先に体の反応が来て、後から感情がついてくるらしい。
なので、体の反応と逆の感情は「ウソ」の感情であり、自分の脳が勝手にそう解釈しているだけの事が多い。
例えばテレビが好きだから見るのがやめられなくて夜更かしをしてしまう、という時。
寝不足になって体は辛くなっているのに「テレビが好き」と思うのは、テレビを見てしまっている現状を、脳が「テレビが好き」だと理由づけしただけであって、テレビは別に好きでもないことがあるそう。
無意識にテレビを見ている状況を辞め、テレビを意識的に見る(リモコンを遠くに置いてテレビを見るという行動を意識させる)と、別に好きでもないことに気付くかもしれない。と。
好きでもないことを好きと錯覚して行動のブレーキになっていないか注意してみよっと。
4.脳は他人の真似をすると覚えておこう
脳には、他人の行動を見ただけで自分がその行動をしているときと同じような状態になる性質があるとのこと。
あなたか真似をしたい相手でも真似をしたくない相手でも、同じように働いてしまう。
人の行動を変えるには、時間を変える、環境を変える、関わる人を変える、と言うけれど、
その理由として、関わる人に脳が影響されているのかもしれないですね。
何の意味もないただの愚痴ばかり言う飲み会には参加したくないと常々思っていますが、真似たくない人とは極力一緒にいる時間を減らした方が良いですね。
5.経験的な言葉を引き出して脳を活性化させよう
「なぜそうしたのか?」
「なぜそう思ったのか?」と、投げかけることで脳はその体験をより鮮明な記憶として保存をするそう。
聞いてわかったつもりでも、説明すると上手くいかないのはこのパターン。
自分の経験にし、その経験を人に話すことで記憶に深く残していこう。
これは自分だけでなく、人のマネジメントにも言えますね。
まとめ
こんな感じで、自分の脳への指令方法を指南してくれる本書。
「頑張れ頑張れ!」って言って行動を促すだけの自己啓発書とは違って、
視覚、聴覚、触覚を駆使して脳にアプローチをし、行動しやすい習慣づくりをサポートしてくれる内容になっています。
たまたま手に取ったのだけど買ってよかった1冊でした。
しかし文章を書くっていうのも難しいですね。
とりあえず書いて、またあとで直していきましょうかね。
- 作者: 菅原洋平
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2016/07/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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